アルコル第2号 2001年1月30日

データルーム:附属病院看護婦(士)の年齢分布

病院の看護婦さんたちの夜勤回数は月9回を超え、全国で筑波などと“トップ”を争っているという話を聞きます。 そんな看護婦さんたちの年齢分布を調べてみた結果がありますので紹介しましょう。

図は一昨年、1999年9月段階での京大病院の看護婦(士)(含、准看護婦)の年齢分布です。 通常、女性の多い職場では子供を抱えた30~40才台の構成比が低い、M字型の年齢分布になるようです。 確かにこの図でもM字型の構図が若干見られます。 しかしそれ以上に明瞭なのは、“28歳の断絶”です。28歳で人数が一挙に半分になってしまうのです。

このグラフを眺めていると、京大病院は看護婦さんの学校といえるのかもしれません。 新卒で就職した看護婦さんたちが、京大でトレーニングを積み、全国に巣立っていくわけです。 そうだとすると、28歳以下の若い層が看護婦全体の40%強を占めるという構図も理解できます。 けれども、かりに1人の先輩看護婦が4人の“研修看護婦”(28歳以下)の教育に当たったとすると、京大病院で看護に専念する看護婦は、実員の半分しかいないことになってしまいます!

本当にそうなのでしょうか??????このあたりは、今後の調査に待ちたいと思います。

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