オルンシュタイン-ゼルニケ(OZ)方程式というのは液体論を勉強すると必ずといっていいほど出てきます。けれどもその意味するところをめぐっては、密度汎関数を用いた説明 [4] 、あるいはダイアグラムの分類という立場からの説明 [5] などが行われているものの、オリジナルなアイデアがどこか損なわれている感が否めません。ここでは彼らの論文にもとづいて、そのアイデアのそもそもの姿とぼくなりの解釈を紹介してみようと思います。
B.光の散乱の問題についてのスケッチ
C.密度分布に関わる積分方程式
D.分子数の揺らぎと分布関数
E.密度分布に関わる積分方程式と光散乱
F.熱力学的な関係式としてのOZ方程式
G.実空間での考察
H.文献
後記
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