去る9月19日(火)11:00から新四役の紹介を兼ねて学部長と懇談しました。出席者は学部長の他に、事務長、事務長補佐、人事掛長でした。それぞれ自己紹介したあと次のような内容で、懇談しました。
第二次補正予算で博物館の予算を提案すると、文部省から京大に照会があった。京大は引き受けた。場所は未定。すぐ建てられる所は旧動・植跡しかない。理学部は将来の建物計画に損をきたさないことという条件をつけて総長に話してある。1号館跡に建てる予定だったので多少異動はある。
10月中旬に提案されて、予算が通ればついてくる。以前にあった博物館の理念は変わっていない。全学共同利用施設(図書館のようなもの)である。関係部局は十数部局。理、農、総人が中心になっている。その他には、工学部(資源)、薬、東南ア研、アフリカセンターなどが関係している。建物の大きさは、3000 m2 に決まっている。内部の設計については、全学の関係部局から自然史博物館推進委員(20名)のメンバーで検討されている。
人はついてこないので、概算要求で再度要求する。内容は、一般行政職(技官・事務官)10名の他に、専門職員(学芸員)を要求する。これについては、全学レベルの将来構想委員会の中の自然史ワーキンググループ(薬学から委員長)で議論が始まっている。9月に入ってから始まった。人の要求の見通しは立っていない。
計画のテンポについて言うと、2~3日のうちに全部決まるペースだ。設計・陳列棚の数等々。今月中には資料が出来るだろう。組合にも知らせる。
今のルールについて根本的に見直す時期に来ていると思う。定員削減があって、定員待順位はほとんど凍結状態である。一人職場で抜けると、配置転換をしてでもやっていかないと・・・・・
(今のルールの)無修正ではやれない。無理のないような人員配置をめざし、部分的な改正をやろうとしている。部分的改正のポイントは次の3点:
2)定員待順位のリストについての今のやり方(5月1日の定員でリストを作り、11月1日実行)では3月31日で退職する人は5月1日でないとカウントされないので一年ずれる。それで、1月1日の時点でリストを作り4月1日実行するよう作成日を変える。
3)教務職員は重点化の要求の時助手にふりかえた(9名中7名実現の予定)。従って、仮定数からはずす。これで小さい教室の順位が大きく変わる。
以上のように変えて欲しいと定員問題検討委員会で議論してもらっている。
大学審の中間答申は承知している。ただし判定の基準をどうするかによって、形だけのものになるか、かなり大変なものになるかが決まるだろう。学術審議会の情況がわかれば流す。
学科事務の諸問題、無駄を省く方向へ(電算化)、これは理学部レベルで出来ることだと思う。
学部長懇談(9月19日)、いちょう(9月21日号)、理学部協議会(9月21日)、の時点では、今度の第2次補正予算で自然史博物館ができるという話だったのですが、その週の内に構想が沈没してしまいました!なんでも、文部省の国際学術局(大学を管轄)では GO だったのが、9月22日の文部省の省議で削られてしまったそうです。自然史博物館の設計・仕様など、休日返上で働いた委員の方々にはまことに気の毒な次第になりました。銀行の不良債権問題がらみの予算(土地の先行取得など)に食われたのだとの説もあるようですが、ともあれ仕切直しというところでしょうか。