いちょう No. 99-21 00.2.24.

評議員選挙の参考投票制度について ―― みなさんご意見をどうぞ

以前より学部長から職組に対しても示唆されていたようですが、先週の教授会で、学部長から評議員選挙制度の改訂について提起がなされました。教員部会では特に、現在の参考投票制度が廃止される可能性があることを危惧し、23日、教員部会が開かれました。

評議員の参考投票制度は「評議員候補者選挙手続」に

第3条 教授会は、第1条の選挙に先立って、教授会構成員以外の教員の意見を聴取するものとし、その方法については別に定める。

とあるのに基づき、「評議員候補者選挙に伴う意見聴取方法に関する内規」で規定されています。この参考投票はいわば人気投票で、「出したい人」が特になければ行く気にならず、また実際投票率も低く、以前から職組内でも問題の多いことが指摘されていました。

23日の教員部会でこの評議員選挙参考投票制度についての話し合いがなされ、次の点が確認されました:

(1)講師、助手の発言の機会を守るため、「評議員候補者選挙手続」の第3条は残し、それに該当する制度を維持するべきである。

(2)意見聴取対象者は、本来、講師、助手の教官に限るべきでなく、構成員一般に広げるべきである。

(3)現状で、意見聴取における投票率が低い状態は、好ましい状態ではないと考えているが、投票率が低いことを理由に、民主的な手続きである意見聴取の機会を奪うことは、あってはならない。

(4)投票率が低いことの一つの理由は、意見聴取の段階で、候補者が出ていないことにある。その原因をこそ改善すべきである。

この(4)にも関連して、改善案が提案され議論されましたが、合意にはいたらなかったようです。教員部会では、多くの人から意見を得て、改善の方策についても早急に見解をまとめ、学部長に提示したいとの事です。


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