1月22日(土)の京大職組の教研集会には、延べ150余名の参加があり盛況でした。職組の文化企画「みてみて作品展」は、この教研集会と併設の形で開催され、職組の文化的なポテンシャルの高さを示しました。この作品展の企画制作に関わった、物理の早田さんから、主催者としての弁を寄せていただきました。
1月22日(土)京都大学職員組合の教研集会がおこなわれ、それと同時開催というかたちで「みてみて作品展」をおこないました。
組合員さんの作品の展示会をやろうという企画自体は、もともと去年の京大職組50周年事業の一環としてあったそうなのですが、まだ実行できずにいたそうです。それを今年の教研集会と同時開催しようということになり、実行委員会を作って動き出しました。大会の次に組合員さんが多く集まる教研集会と同時開催で、かつ1日だけの展示会ならば、会場も確保しやすいし、多くの人に見てもらえるだろうからです。
最初の頃は作品もあまり集まらず、本当に開催できるか不安に思っていたのですが、最終的には28名から23点の応募をいただきました。内容も、絵や写真から書、手芸や生け花など多岐にわたり、かなり充実したものになったと思います。
理学部からは、松尾さん(物理)の写真、堤さん(地鉱)の石、山崎さん(植物)の絵手紙が出展されたほか、一昨年亡くなられた森二朗さんの絵とデッサンをお借りして出展しました。それらの作品のほかに、去年までの教研集会の資料と、定員外部会の「総長への大年賀状」も展示されました。
心配された入場者も、お昼休みを中心に100名近くあり、かなりの好評をいただきました。教研集会は不参加なのに、作品展だけのために来てくれた人もいたのだとか。「教研で疲れた頭のリフレッシュになった」「またやってほしい」などの嬉しい意見もいただきました。
なお、当日会場でおこなったアンケートの結果、なんと3項目のうち2項目において堤さんの石が最も多くの支持を得られました。どうやら宝石の魅力でかなりの女性票を集めたようです。ちなみにその設問とは、「最もほしいと思ったもの」と「最も高そうだと思ったもの」でした。もうひとつの設問は、「最も印象に残ったもの」で、これは篠原恵子さん(経済学部)の工芸製本が最も多くの支持を集めました。「作品に優劣をつけるようなアンケートは良くない」とのお叱りもいただきましたが、遊び心ということでご容赦ください。
アンケートを読んでいて特に多かったのが、「身近な人がこんな趣味を持っていたとは知らなかった」「いろんな趣味を持ってる人がいるなあ」などというものでした。また「今後このような企画があったら出展したいと思うか」という設問に「思う」と書いてくれた人が何人もいて、第一回としては良かったのではないかと思います。次回もっとたくさんの人がもっといろんな作品を出してくれると良いな、と思います。この文章をお読みのみなさんも、「出せるものがない」などと言わず、積極的に出展してみてはいかがですか?