いちょう No. 95-18 96.2.22.

理学部の時間雇用職員実態調査報告

宇宙 池村 奈津子

皆さんは理学部に何人の時間雇用職員が働いているかご存知でしょうか。時間雇用職員懇談会では、昨年秋、「時間雇用職員の実態調査」を行いました。その時、名前が把握できた職員が理学部で74名でした。一体、理学部のどこにそれだけの時間雇用職員が働いているのでしょう。

毎日顔を見る人が ・・・ まさかと思っている人が ・・・ そうなんです。彼・彼女たちは時間雇用職員なのです。時間雇用職員の中でも、お互いが時間雇用職員ということを知らないこともあります。勤務年数が定員よりも長い職員もいます。異動がありませんから、職場で最古参となってしまうこともあります。

実態調査では理学部で33名の回答がありました。 次の調査結果から、時間雇用職員のおかれている状況を少しでも理解していただきたいと思います。

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全学的には400名の回答があり、その71.5%は事務職(理学部は事務 61%)でした。また、仕事内容に関して 83% の人が定員がつくべき仕事、恒常的な仕事(理学部 88%)であると考えていました。

このように、時間も仕事も定員と同じように勤務している時間雇用職員であるにもかかわらず、定員に比べるとその待遇は非常に悪く、病気休暇も忌引きもなく、ボーナスも退職金もありません。勤務年数が長くなるほど仕事量は増えます。しかし、責任ある仕事をしているにもかかわらず、条件は全く良くなりません。

署名にご協力よろしく!

仕事をする意欲をなくさないためにも、労働条件改善に向けて、教官はじめ一人一人の組合員の皆様の協力が必要です。今、全大教の署名「時間雇用職員にボーナス支給を」が回っていますが、一人でも多くの方の署名を集めたいと考えておりますので、組合員・未組合員・学生の全てに声をおかけ下さいますよう重ねてお願いいたします。


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