いちょう No. 97-12 97.11.6.

新総長に期待する

物理  佐々木 豊

世間ではリストラとやらが流行しているらしい。適当に名前をつけかえて再編統合し、あわよくば焼け太りを狙う。我が京都大学でも、大学院大学化をはじめとして、その大義名分と掛け離れた、負の成果をあげそうなリストラもどきが進行している。人材育成面では、むしろ弊害ばかりが懸念される任期制導入により、大学を産業界の姥捨て山とし、今度はエージェンシー化して産業界の提灯かつぎにでもするつもりらしい。

大学/大学院の存在意義とは、一にも二にも社会の未来を担う人材の育成であろう。わが国を代表する最終教育機関である我が大学が育成しなければならない人材は、人のあとからついていくだけの社会の受動部品予備軍ではなく、社会を引っ張る原動力となりうる人、他人には出来ないことをやりのける異能の士であろう。つまり奇をてらっているわけではなく本質的にヘンな奴がいる、どんどん育ってくる、そんな大学へと再生していく道を先頭を切って走っていける、そんなヘンな人物が総長を務める大学なんてワクワクしませんか。


総長選挙の不在者投票、投票手続き(学部長)

《物理の方からの表記の事項への問い合わせに対する、尾池学部長からの回答を紹介します。》

遠隔地の施設には郵送による投票が認められています。 指定された遠隔地以外では、投票日の決まった時間帯に 投票所で直接投票する以外の方法はありません。 今回は、土日を金土に変えたので、勤務の関係で第1次投票の時間帯を長くしました。

総長選挙の実施方法、候補者の範囲、選挙権などにご意見をいただきたく存じます。ただし、今年の選挙には間に合いません。

理学研究科の投票率は大変低いので、10月の教授会では、過去数回の内容を紹介して、総長選挙に参加するよう呼びかけました。


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