いちょう No. 95-6 (95.10.26)

最近話題の技官の"専行職俸給表の適用"について、
なかなか言いにくいけど思っていること 1

地球  麻生和彦

専行職俸給表の適用に向けて、最近の話は専行職の適用が、最終目標でその目的に向かって進んでいるように見えます。「専行職の適用」は、技官の待偶改善の手段の一つにすぎないと思っている私には、目標がずれているように思えます。

国大協が技官の専行職適用案を出し、流れは移行の方向に進みそれに乗り遅れないように、国大協案に対してしっかりとした議論をし運動を展開することが必要だと思いますが、「専行職俸給表の適用は、技官の地位確立」とあるように、“技官の地位とはどういうものなのか”、“地位を確立するためには、他に何が必要なのか”を平行して議論する必要があるのではないでしょうか。

技官だけでなく、技官の仕事に密接に関係する教官中心となって「これからの技官」を考えていかないと専行職俸給表が適用されても名前が変わっただけで、実質いままでと何も変わらない状態が続くのではないかと思います。


「いちょう」へ