2003.10.22.
以下のお話は2003年9月2日、大学の技官の方々の研修の時に、熱力学に関わってお話したものです。 この技官の研修では世話人の方々がいろいろ考えられて、工学部の学生実習で行われているスターリングエンジンの製作が取り上げられました。 この研修に関わってぼくのした熱力学の入門的な話を紹介します。 なおここで紹介する話は、当初準備した資料と当日の話を整理しなおしたものなっています。

温度と熱と仕事の話

理学部化学教室 吉村洋介

熱はエネルギー変化のひとつの形であって物質(もの)ではありません。 けれども熱を物質であるかのようにあつかうことで、よりよくものごとを見通せることがあります。 ここではそうしたアイデア(夢)から生まれた熱力学という分野について、スターリングエンジンに即して考えてみようと思います。

目次

網田さんのこと

第1章へ
吉村のホームページに帰る