2020.4
吉村洋介
化学実験法II 問題集 統計・検定・不確かさ 解説

問 12

12.[2017 年度の問題] K大学の学生実験室では、常備している70本のホールピペットが年間8本ぐらいのペースで破損し適宜補充しているという。 ホールピペットの寿命についての次のSくんと無能の昭和老人YYの会話について  に適切な式・数値を入れよ。


解答例

12

一定割合ずつ消えていくわけだから、\(t\) 年後には \((1 - a)^t\) だけ残っている。 指数関数で近似すれば \(\exp(-at)\) 。
【イ、ロ】

\(t\) 年目に壊れる確率は、\(t\) 年まで残っていて\(t\) 年目に壊れるわけだから \(a \exp(-at)\) 。 平均寿命は\(\int t a \exp(-at) \rmd~t = 1/a\) で、約70/8 = 9 年。
【ハ、ニ】


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