last revised 2021.2 / 2020.3.
吉村洋介
入門化学実験
入門化学実験実施にあたっての心得
いつも最初にしておく、入門化学実験実施にあたっての注意事項等を下記に紹介しておきます。
保護メガネ・白衣は必須ということにしています。
保護メガネは当然として、白衣は必要ないという意見もありますが、
薬品から身を守るといった意義とともに、
ぼくは「その気にさせる」ために重要だと考えています。
化学実験では、薬品の取り違えは元より、
蓋の閉め忘れといったちょっとした操作が、
とんでもない事故につながったりします。
あるいは同じテキストで実験しているのに、
生成物の収率が何倍も違う(あるいはまったく取れない)こともよくあります。
草野球のチームでも、強豪となればユニフォームを着るように、
あるいは修行僧が同じ衣に身を包んで修行に励むように、
みんながそれなりの服装をしていることで、ある雰囲気ができます。
それが集中力を高め、
事故を防ぎ、実験を成功に導く上で大事なのだと思うのです。
連絡体制
もっぱら京都大学サイバーラーニングスペース(PandA)のメールを利用します。
トラフィックは多くはないと思いますが、せいぜいチェックするようにしてください。
諸注意
- 入門化学実験は「化学を呼吸する」ことを目指します。さまざまな現象、何気ない普段の暮らしから“化学”を感得してもらえることを期待します。
- 化学の学生実験はみんなでするものです。“雰囲気”を大事にしましょう。
- 学生教育研究災害傷害保険に入っていないと履修できません。
- 机1台にそれぞれ4人程度を割り当て、各机2組、2人組での実験を基本とします。
- 実験番号を割り振るので、レポート等には学生番号ではなく実験番号を書いてください。また実験番号の座席のところについてください。
- ロッカーを割り当てます。手荷物はできるだけ座席の周りに置かないようにしましょう。ロッカーの鍵が必要な人は申し出てください。
- 保護メガネ・白衣を持っていない人には貸し出します。
- 予習は重要です。PandAに簡単なクイズを上げておくのでやっておいてください。
- レポートは原則、図表を除きA4用紙2枚以内に収めてください。
レポートについては別途説明しますが、ワープロで書いていただいた方がありがたいです。
提出にあたってはPandAを利用してくだされば結構です。紙で提出してもらっても構いません。紙で提出する時は369号室前のレポート入れに入れてください。
- その日の当番を机ごとに割り当てます。当番に当った人たちには、その日の実験の記録(写真撮影で結構)をお願いします。
- 実験室のプリンターはePrintに対応しています。実験に関わることであれば、良識の範囲内で自由に利用してもらって構いません。
- テキスト所載の器具はまだすべては配置されていません。これから必要とされるごとに各机に配置していくようにします。
- 片づけの時間もあるので、午後4時をめどに実験を進めるようにしましょう。
- 実験が終わったら、机の上を整理して、雑巾掛けしておいてください。
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