since 2006.9.11.

理学部評論

大学紛争の後、73年から85年まで10年余りにわたって、理学部支部の教官部会は随時、「理学部評論」というB5版、10ページ程度のパンフレットを発行してきました。 大学と社会に関わる興味深いエッセイ、 今日なおアクチュアルな問題(助手制度、大学院制度、教員の任期制など)についての議論など、 今日的にも大いに考えさせられる所があります。 ここでは物理の加藤利三さんから以前寄贈いただいたバックナンバーを、画像ファイルとして PDF 化したものを紹介します。

2006年9月11日
副支部長 吉村洋介

1号(73.1.10)
  • 創刊の辞  T.N.
  • 科学者の「罪と罰」  藤永太一郎
  • 情報処理センターの設置計画  西尾英之助
  • “北白川フォーラム”案内  小山睦夫
2号(73.6.15)
  • 筑波法案について  加藤利三
  • 教育・研究予算の実態調査の報告  大谷
  • ノートバイオトロンの新設にあたって  加藤勝
3号(75.1.11)
  • 大学院制度改革と「中間案」について  教官部会世話人会
  • 協議会へ出席しよう  助教授T.K
  • 協議会偶感  A.S
  • 任期制を考える  玉垣良三
4号(75.12.15)
  • 大学院制度の改革――平場委員会の「改正案」と「方針」の問題点――  教官部会世話人会
  • シュミット望遠鏡について  川口市郎
5号(77.1.20)
  • 理学部教育を考える  教官部会世話人会
  • 理学部教育の一断面――経験と学習――  速水醇一
  • 物理の教育について思うこと  小林晨作
  • 生物系カリキュラム雑感  辻英夫
  • グレンダラフのこと  山口昌哉
6号(78.6.25)
  • 「助手定数の講師定数への振り替え」について  鈴木孝夫
  • 低経済成長時代の社会と大学  丸山和博
  • いろいろ思うことから  岩槻邦男
  • 環境問題の根  田隅本生
7号(79.7.10)
  • 京都大学構内遺跡調査に関係して  石田志朗
  • ハイゼンベルグ計画について  松柳研一
  • 学生実態調査について  藤田昇
  • 学問の場に氾濫する自動車  西尾英之助
8号(80.6.2)
  • 理学研究科長等の分離の問題について  教官部会世話人会
9号(82.7.10)
  • 文部省の干渉を排し、構成員に根ざした学部自治のために  学部自治推進委員会
  • 助手定数の講師定数へのふりかえ運動に思う  篠沢隆雄
10号(85.2.1)
  • 理学部教職員の皆さんに訴える  教官部会世話人会
  • 理学部の定員問題について  支部教官懇談会
  • 教官の特別昇給について――事実経過と問題点――  助手部会賃金問題担当者

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