1次元流体についての低次元な話
2006.9.12.

1次元流体の低次元な話

ここで紹介するのは、2006年8月30日~9月1日に開かれた第18回液体の化学夏の学校の余興としてお話したものに、 大幅に加筆・再構成したものです。
まだ標準的な液体論の手法の確立しない時代、 1次元剛体棒流体をめぐって展開された Zernike と Prins の議論に沿う形で、 1次元流体の世界を皆さんにお届けしようと思います。

1.はじめに

2.1次元流体モデル

3.ポアソン過程

4.1次元剛体棒流体の動径分布関数の表現

5.1次元剛体棒流体の動径分布関数から見えること

6.1次元剛体棒流体の構造因子

7.1次元流体の熱統計力学

8.有効ポテンシャルあるいは圧力の分子論

9.おわりに

参考文献

付録:3次元の液体によるX線回折


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